わかば鍼灸院研究所

わかば鍼灸院の研究ブログ

パネルディスカッション「邪正論による治療」

6月30

2017年4月、滋賀漢方鍼医会でパネラーの1人として表題のパネルディスカッション「邪正論による治療」を発表しました。

そのときの発表を滋賀漢方鍼医会サイトで公開しています。

現在、治療は書籍「刺さないハリていしん入門」を書いたときからずいぶん変化しています。今年4月時点での治療の仕方を発表しています。まだまだ検討すべき所は多く発展段階ですのでこれからも変わっていくと思います。現に証を求めるのに脈の診方を少し変えました。ある程度、納得いくような形になれば少しずつ発表できればいいなと考えています。

よろしければご覧ください。

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しもやけ・あかぎれの治療

2月9

毎年冬になるとしもやけに悩む患者さんがいます。

私もしもやけではないですが、毎冬右拇指のあかぎれが起こります

冷えて肩がこる作業、例えば編み物などをすると起こりやすいようです。

去年から置き薬の中に湿潤性の絆創膏を入れてもらっています。あかぎれの部分にこれを貼ると傷がきれいに早く治るので、今年も貼っていました。

しかし、今年は2回貼り直しても、傷の治りが遅くまたすぐに裂けてきます。

なぜだろうと思って右拇指の指尖穴を確認すると気の流れが滞っていました。だから、なかなか治らなかったのかと理解しました。

治療は指尖穴に数回、瀉法鍼を施し、気が流れるようにしました。気が流れると痛みが減ります。その後は裂けることなく現在もきれいになっています。

しもやけも同様に指尖穴に瀉法鍼を施すと、すぐに手足がぽかぽかして気持ちがよいと言われます。継続する必要はありますが指尖穴への瀉法鍼はしもやけにも効果があります。

 

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脉と尺膚(備忘録)

7月5

脉と尺膚の対応

脉浮: 尺膚は温かみがあり、上に上がってくるような感じがする。

脉沈: 尺膚は少し冷感を感じ、下に吸い込まれる感じがする。

脈遅: 尺膚がやや弛緩した感じで皮膚に勢いがない

脈数: 尺膚がやや緊張した感じで急いでいる感じ

脉滑: 尺膚表面滑らかで水っぽい?

脈ショク: 尺膚表面のざらつき 治療し気が巡ると滑らかになる。

脉弦: ?

脉実: 尺膚を診察している手をやや沈めると押し返すような盛り上がりを感じる。

 

 

 

 

 

瀉法鍼と邪専用鍼の使い分け

7月5

瀉法鍼は硬結のある部分に用いるのが良い。

邪専用鍼は表面柔らかくグジュグジュして、リンゴのあたり傷のような部分に用いるのが良い。

鍼の太さと初学者向きのてい鍼

1月14

昨年末に、鍼の太さと初学者向きのてい鍼を尋ねるメールをいただきました。

その方にはお返事したのですが、もしかすると他の方にも役に立つかもしれませんので、ブログに私の考えを載せたいと思います。

◎鍼の太さについて

てい鍼の太さについても以前、調べたことがあります。太くなるほどパワーが強くなる傾向にあるようです。パワーが強くなるほどよいのかというと、そうでもなくパワーが強いとすぐに変化が出るため、より慎重に鍼を扱う必要があります。
しかしパワーが強いため悪血などで気が停滞し動きにくいものには、効果的だと思います。
◎初学者におすすめのてい鍼
一概には言えませんが、やはり本の中で紹介している森本式てい鍼の太さ、長さが一番扱いやすいのではないかと思います。長いと手技をするときに扱いにくい時があります。手にもよりますが、あまり長すぎないほうがよいのではと思います。

森本式てい鍼とは違いますが、私の師匠である二木先生が考案した二木式てい鍼もあります。このてい鍼は竜頭の部分が平らになっていて、二木先生が示指を伸ばして気が流れやすくなるようにと考案した鍼です。太さは太いのですが、この太さによって折れ曲がりにくいのでてい鍼に慣れていなければ扱いやすいかもしれません。

 

 

 

邪専用鍼の使い方 深部の邪を取る方法(備忘録)

10月26

邪専用鍼のタッピングする速さを変えることによって、様々な深さの邪に対応できる。

遅いと深い邪、速いと浅い邪。しかし鍼が邪の深さに到達していないといけない。

邪の所見は硬い。表面が軟らかくても中を探ると硬いものは、邪が沈んでいる。

この場合は、始めに深いところの邪に対して処置をする。その後、邪が何段階かに分けて浮いてくる。そのたびごとに深さ(タッピングの速さ)を変えて、邪を取り除く。

打診術の応用。

 

 

気海穴(備忘録)

10月20

ほとんどの人の気海穴は滞っているように感じる。

この気海穴が流れると全身の経絡の流れが改善する。

気海穴は脖胦、肓の原、『霊枢』九針十二原(01)篇

陰陽による腹診

10月9

腹診部位は難経流の配当。

腑は陽であるため、気の部分すなわち体表面の状態を診る。

臓は陰であるため、血の部分乃ち筋まで手を沈めて状態を診る。

精気が充実していればつやがあり、引っかかりなく手が滑らかに動く。

 

 

菽法脈診と気血津液(備忘録)

10月9

各臓の気血津液の状態は、六部定位の脈の配当の位置で、菽法脈診の該当する臓の深さで脈状を診る。

望診、腹診共に状態は一致する。

腹診は血の部分、すなわち陰の部位で臓の状態がわかる。

顔面望診(備忘録)

9月17

・臓は濃い色、腑は薄い色

・肝・胆=青、心・小腸・心包=赤、脾・胃=黄、肺・大腸=白、腎・膀胱=黒、三焦=赤黒

・始めに最も病んでいる色、治療すれば次の色が現れる

・仰向けで寝てもらっている時、顔面全体を見るが、鼻の上の辺りを白目の部分で見る

・明るい、細かい粒子、爽やかな風が流れるようになれば良し、肩奥まで緩む、皮膚潤いつやが出る

・違う経、経穴は暗くなる、停滞する

 

 

 

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