わかば鍼灸院研究所

わかば鍼灸院の研究ブログ

てい鍼の材質

6月15

セミナーやメールでよく質問をいただくのが、鍉鍼の材質による違いについてです。

基本的に材質は治療者が使いやすいと思う材質でよいと思うのですが、初めて購入するときは判断に困ると思いますので、試してみて得た情報を書いていきたいと思います。鍉鍼を購入するときの参考にしてください。

現在販売されているてい鍼の材質は、金、銀、銅、亜鉛があります。セットになったものが販売されているので、これを使って試してみました。

まず金について、手触りは銅のてい鍼より若干太めになっていて、銅よりも持ちやすい感じがしました。また滑らかなので抜鍼などの操作がしやすいです。エネルギーの質は波動が微細で人体に優しい感じがします。補の性質があり、寒や虚の人に適しているように感じます。

銀は、太さは銅のてい鍼と変わりません。手触りは金や銅よりも柔らかい感じがします。エネルギーの質は波動は金と同様微細ですが、性質は反対で熱や実を取るのに適しているように感じます。

銅は、太さは標準的です。手触りはちょうどよい堅さで扱いやすいです。エネルギーの質は波動は金や銀よりも粗大な感じはしますが、肉体のエネルギーに近い感じがします。どちらかというと補の性質があり寒や虚の人に適しているように感じます。

亜鉛は、太さは標準的ですが、手触りは非常に柔らかく少し力を入れると折れ曲がってしまいます。エネルギーの質は波動は銅同様粗大です。どちらかというと銀と似たような性質があり熱や実の人に向いているように感じます。

以上が基本的な性質ですが、補瀉の性質はあるものの使い分ける必要はなく、衛気と営気の手技がきちんとできていれば問題ありません。私の臨床では、銅と金のてい鍼を使っています。これは使い分けているのではなく、金鍼は使いやすいけども1本しかないためベッドごとに違う鍼をおいているだけです。両方そろえればいいのですが、銅のてい鍼でも十分に効果が出るので、材質にはこだわっていません。

初めててい鍼を用いる方には、銅のてい鍼を勧めています。銅のてい鍼は値段が手頃で、堅さや太さが扱いやすいので試しに使ってみたいと思う方には最適です。財布に余裕がある方は、金や銀を選ぶといいかもしれません。亜鉛は材質が柔らかすぎるのであまり勧めていません。しかしこれも銅と一緒に使って+-で気の流れを改善させる治療法には使えます。

どうぞ、この記事を参考に自分に合うてい鍼を選んでください。

posted under 治療器具

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