一人暮らしを始めた理由

2012年4月の下旬から、十数年ぶりに一人暮らしを始めました。

一人暮らしを始めた理由は、今までに学んだ玄米菜食を実践したかったからです。

身体によいから玄米菜食を実践する。それもあるのですが、一番大きな理由は、環境問題および食糧問題などの社会的な問題を解決したく実践するというのが大きな理由です。

肉食をすることの弊害について、

健康においては、生活習慣病といわれる動脈硬化、高血圧、肥満、糖尿病、がんなどを増加させます。また動物性タンパクの多食は腸内環境を荒らし、免疫力の低下、アレルギー性疾患の増加を招きます。健康については人だけでなく、家畜にも影響を与えています。例えば牛は草を食べる草食動物です。しかし早く肥育させるために本来食べない穀物を与えています。その結果、牛の腸内環境は悪化し、病原性大腸菌などが繁殖しやすい場となっています。次々と出てくる病原性大腸菌は自然発生したのではなく、人為的に作り出されたものです。

環境においては、屎尿の処理に多量の水を用います。また処理しきれない屎尿が土地や水を汚染します。放牧地や家畜の餌となる作物を育てるためにアマゾンなどの森林が伐採されています。

食糧問題においては、現在地球の人口は70億人を超えています。そのうち10億人の人が飢えているといわれています。2008年には穀物が23億トン以上生産されています。2008年の人口で平均すると1人あたり年間に340キロ消費できる量があり、十分に人を養っていけるのに飢餓問題はなくならず、その後も飢餓で苦しむ人数は増加しています。この問題は投機による穀物価格の高騰などの問題もありますが、生産されている穀物の約4割近くが家畜の餌になっているのも問題の一つになっています。牛肉1キロを得るのに約10キロの穀物を消費し、豚肉なら4キロ、鶏肉なら2キロ消費されます。肉食をやめたら家畜に与えている分を人に回すことができ、飢餓問題の解消に役立つと思われます。

以上いくつか問題を挙げてみました。玄米菜食の生活に切り替えることによって、健康、環境、飢餓問題を解決する助けとなります。一人の実践は小さな力ですが、多くの人が実践していけば必ず世界は変わっていきます。世の中を変えるのは政治家ではありません、私たち一人一人が今ある問題から目をそらさず、自分のできることを実践していけばいいだけです。

政治家の文句を言う前に、自分は世の中をよくしていこうと動いているかを反省して実際に行動してみましょう。

タイトルの日々是好日は好きな言葉です。日々、無事に暮らしていけることを好き日と感じ、神、人、自然に感謝し暮らしていきます。

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