野草ランチ
4月 13
12日日曜日の昼に野草ランチを作ってみました。
庭の一角に猛烈に茂っているノゲシがあります。もっとひいて撮れば良かったのですが非常に大きな株に育っています。
ノゲシはどこにでも生えている雑草で、写真でもたくさんの花が付いていますがタンポポのようにタネを飛ばしてよく増えます。本によると江戸時代の頃は畑の隅で栽培するように奨励されていたらしいですが、はっきり言って嫌われ者です。わざわざ栽培しなくても勝手に生えてきます。このそばを通るたびに抜かないとだめだなと思っていました。しかし見た目、先の葉は柔らかな感じがしておいしそうです。実際触れてみると葉も薄くしんなりと柔らかでした。ノゲシはレタスと同じキク科の植物で食べられるのは知っていました。では、抜く前に食べてみようと昼食前に先のほうについている花、つぼみ、柔らかい葉を摘み取りました。
前庭の菜園に白菜を植えてました。白菜もとうが立ち、抜かないといけないと思ってかぶせてあるネットを外すと脇のほうに白花タンポポが咲いてました。そばにはエディブルフラワーのビオラが咲いています。
こちらのタンポポの葉も柔らかくおいしそうだったので、これも食べてみることにしました。
下の写真が収穫したものです。すぐ下の写真、向かって左側がタンポポの葉、真ん中が菜園で栽培しているサラダ菜、右側のざるに入っているのがノゲシの葉、その下の写真はノゲシの花からガクを取って花びらをほぐし水にさらしたものです。写真に白花タンポポなのに黄色い花が写っているのは黄色のタンポポも咲いていたので花だけ摘んでみました。結局この花は使いませんでした。
それぞれ生で食べてみました。
タンポポの葉は柔らかくそれほど苦みはないのではとの思いに反し、かなり苦みが強かったです。逆にノゲシの葉は結構苦みがあるのではと思っていたのが拍子抜けするぐらい苦みがない,やや感じるぐらいでこのままでも十分においしい。ただ少し硬くなった葉の端は鬼ノゲシほどではないが口の中で触るので湯がいて食べるほうが良いかもしれません。ほぐしたノゲシの花は全く苦みがなくうっすらと甘みを感じおいしかったです。しかし下のたねになる部分が綿のような感じになっているので食感はそれほど良くはないかな。それでも菊花のように三杯酢であえると結構いけると思います。今回はそれほど量を取らなかったので、彩りに使うことにしました。
タンポポの葉とサラダ菜でサラダを作り、ノゲシはパスタにしました。
タンポポとサラダ菜のサラダは、ちぎったタンポポの葉とサラダ菜にレーズンとクコの実を加え、その上にほぐしたノゲシの花を散らしました。ドレッシングはタンポポが結構苦みがあるので、白ごまペースト、酢、醤油、オリゴ糖で少し甘めに作りました。
パスタは湯がいたノゲシと安く売り出されていたマグロのかまでつくったツナのオイル漬けとニンニクを炒め、味はシンプルに塩、コショウで調えました。そして盛りつけた後、サラダと同じくノゲシの花を散らしました。
サラダはドレッシングの胡麻のコクとオリゴ糖の甘みが、タンポポの苦みを和らげ、その苦みがちょうどいいアクセントになりとてもおいしかったです。
ノゲシの湯がいたものは苦みもクセもなくいろんな料理に使えるなと感じました。酢味噌にあえてもおいしくいただけると思いました。パスタのノゲシはほうれん草のようにアクもクセもなく、ツナにあいおいしかったです。
庭のノゲシはしばらく抜かずにおいしくいただこうと思います。
最近のコメント